
河鍋暁斎の掛け軸
幕末から明治にかけて活躍した絵師・河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の掛け軸を買取させていただきました。暁斎は、その圧倒的な画力と独自のユーモアや風刺を伴う画風で知られ、狩野派の伝統に根ざしながらもさまざまな技法を取り入れ、仏画、鳥獣画、風刺画、戯画など幅広い画題を手掛けた異才の絵師です。特に鳥獣画では、動物たちの姿態が愛らしく描かれ、筆致の巧みさと動物への深い観察眼が色濃く表れており、現在も国内外のコレクターから高く評価されています。
蛙を擬人化し、世の中の人間関係の縮図を風刺した「町の蛙たち」や大きな像が長い鼻で小さな狸に戯れる様子を描いた水墨画作品の「象とたぬき」など、暁斎のさまざまな作品で動物が躍動しています。
古美術永澤では、河鍋暁斎をはじめとする日本画家の掛け軸や浮世絵、古美術品の買取を強化しております。専門の鑑定士が一点一点丁寧に査定し、市場動向をふまえた適正価格で買取を行っております。ご自宅に眠る掛け軸やご実家の整理で見つかった古い美術品などがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
関連買取実績
-
2025.05.09
-
2025.01.08
-
2024.12.18
-
2024.08.10