
尾形月耕(おがた げっこう)による「達磨図」掛け軸
明治から大正期にかけて活躍した絵師、尾形月耕(おがた げっこう、1859-1920年)による「達磨図」の掛け軸をお譲りいただきました。
月耕は、浮世絵の伝統を継承しながらも、新聞挿絵や日本画の枠組みを超えた独自の写実的スタイルを確立した人物として知られています。
本作に描かれているのは、禅宗の祖である達磨大師です。伝統的な画題ですが、どこか人間味あふれる温かみと躍動感が同居する独特の佇まいが印象的です。
鋭い眼光の中にも静かなな慈愛が感じられる表情は、独学ゆえの自由な発想と、確かなデッサン力に裏打ちされた月耕ならではの表現と言えるでしょう。
月耕は日本美術協会の中心メンバーとして、伝統を踏まえながらも、市井の人々に愛される画風を追求し続けました。その功績は海外でも高く評価され、万国博覧会での受賞を重ねるなど、明治の日本美術を世界に知らしめた立役者の一人です。
古美術永澤では、こうした歴史的価値のある尾形月耕の作品をはじめ、多種多様な掛け軸の査定・買取を承っております。経験豊富な査定士が、大切にされてきたお品物を次代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。
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2026.01.10
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2026.01.07
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2025.12.16
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2025.12.04








