
高久隆古(たかく りゅうこ)小野四郎銘 山水図 掛け軸
江戸後期から幕末にかけて異彩を放った絵師、高久隆古(たかく りゅうこ、1810-1858年)による「小野四郎銘 山水図」の掛け軸をお譲りいただきました。
隆古は武蔵国(埼玉)に生まれ、復古大和絵の旗手である宇喜多一蕙(うきた いっけい)に師事しながらも、特定の流派に固執することなく南画の技法まで貪欲に吸収した作家です。
本作においても、隆古特有の力強くも繊細な筆致が遺憾なく発揮されており、岩肌の重厚な質感と、そこを駆け抜ける武者たちの躍動感が見事なコントラストを描いています。
歴史的背景を紐解くと、隆古が活躍した江戸後期は、尊王攘夷の機運とともに日本古来の伝統美を再評価する「復古大和絵」が隆盛を極めた時代でした。彼は単なる様式の模倣に留まらず、徹底した写生と古典研究を融合させることで、物語の一場面を切り取ったかのようなドラマチックな画面構成を確立しました。
古美術永澤では、こうした歴史の重みを宿した古美術品を次代へと繋ぐ架け橋となるべく、日々真摯に活動しております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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