
尾竹竹坡(おたけ ちくは) 掛け軸
尾竹竹坡(おたけ ちくは、1878-1936年)による情緒豊かな雪中景の掛け軸をお譲りいただきました。
尾竹竹坡は、明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家です。卓越した描写力と独自の感性で知られ、長兄の越堂、末弟の国観とともに「尾竹三兄弟」として当時の画壇を席巻しました。
竹坡の作品は、伝統的な流派の枠にとらわれない大胆な構図や、繊細かつ力強い筆致が特徴です。本作においても、雪に埋もれる静かな山里の風景の中に、旅人の息遣いや冬の凛とした空気が見事に描き出されています。
竹坡が活躍した時代は、日本画が近代化に向けて激しく変容した時期でもありました。彼は文展などで数々の受賞を重ねる一方で、独創的すぎる作風ゆえに時には異端児として評されることもありましたが、その技量は高く評価されています。
古美術永澤では、尾竹竹坡をはじめとする近代日本画の名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。古い蔵の整理やコレクションの譲渡をご検討の際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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