
荒木十畝(1872-1944)は、長崎県大村に生まれ、明治~昭和前期の画壇で活躍した近代日本画の重鎮です。花鳥画を得意とし、同時期に活躍した横山大観らと並び称されています。正派同志会を組織して幹事長を務めた旧派の代表的人物でありながら、制作面では伝統的な画法に立脚しつつ、新たな表現を模索し続けた画家でした。
今回お譲りいただいた作品には、左上に「戊申(ぼしん/つちのえさる)夏の寫」とあり、署名、「木悌画印」と「十畝」の落款が続きます。干支から明治41年(1908年)十畝36歳頃の作と思われます。愛らしく、生き生きとした動きが感じられる雀たちの描写、大胆な幹と繊細な花のコントラストがもたらす梅の木の立体的な存在感、笹の葉の緑の鮮やかさ、そして上方の余白が春の空の抜けを感じさせる、爽やかな作品です。
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