
鈴木松年 掛け軸 武者図
明治から大正期にかけて活躍した画家・鈴木松年(すずき しょうねん、1848-1918年)による掛け軸「武者図」をお譲りいただきました。
本作は、平安時代末期の源平合戦(治承・寿永の乱)における圧巻の名場面「宇治川の先陣争い」を描いています。
中央の武者は、源頼朝の臣下であり名将として知られる佐々木高綱(ささきたかつな)です。頼朝から授かった天下(いけずき)に乗っています。高綱がライバルである梶原景季(かじわらかげすえ)に対し「馬の腹帯が緩んでいますぞ」と声をかけて隙を作り、景季が腹帯を締め直している間に一気に鞭を打って先陣を奪ったという『平家物語』の名シーンを象徴するポーズです。
作者の鈴木松年は京都画壇を中心に活動した日本画家で、豪放な画風と確かな筆力で知られています。曾我蕭白や岸駒に私淑し豪快な表現を学び、独自のスタイルを築きました。上村松園の最初の師としても知られ、当時の京都画壇において重要な役割を果たしました。
武者図などの絵画は、端午の節句の装飾として用いられるほか、武勇や気風を象徴する題材として古くから親しまれてきました。
古美術永澤では、専門の査定士が掛け軸の査定・買取を承っております。ご自宅や蔵に保管されている掛け軸や骨董品がございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤の無料査定をご利用ください。
関連買取実績
-
2026.09.03
-
2026.09.01
-
2026.09.01
-
2026.08.28








