
横谷宗珉(よこやそうみん)作の小柄(こづか)
この度、江戸時代中期を代表する装剣金工師・横谷宗珉(よこやそうみん)作の小柄(こづか)を買取させていただきました。横谷宗珉は横谷派の祖として知られ、その精緻な彫金技術は現代でも多くの愛好家から高く評価されています。
横谷宗珉(1670-1733)は、江戸時代中期に活躍した金工師で、横谷派の開祖として金工史上重要な功績を残した人物です。京都に生まれ、江戸で活躍し刀装具の世界に革新をもたらしました。特に高彫技法を得意とし、立体感のある彫金で多くの名品を残しています。
今回の小柄は、宗珉特有の彫金技術が随所に見られる逸品でした。小柄身には立体感のある図柄が描かれ、宗珉らしい品格のある仕上がりとなっています。銘は「宗珉」と刻まれています。
保存状態も良好で、経年による多少の変色はあるものの、彫刻の細部まで鮮明に残っており、宗珉の技術力の高さを物語っています。
横谷宗珉作の刀装具は、古美術市場でも常に高い評価を受けています。今回の小柄についても、作品の格の高さ、保存状態の良好さ、そして真作としての価値を総合的に評価し、お客様にご納得いただける価格で買取させていただきました。
古美術永澤では、このような貴重な刀剣装具を適正に評価し、大切に次の愛好家の方々へとお繋ぎしております。刀装具の売却をご検討の際は、ぜひ当店までお気軽にご相談ください。
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