
銅製彫金 兎文・草花文 薬入
経年による深い味わいが魅力的な、銅製彫金の薬入をお譲りいただきました。
4つの小さな器には、それぞれ趣の異なる彫金が施されています。一つには草花と蝶の姿が細やかに彫り込まれ、残りの三つには兎のモチーフがすっきりとした線で表現されています。
銅特有の落ち着いた質感と経年変化による風合いにより、時代物の味わい深い表情を醸し出しています。
このような携帯用の薬入れや印籠といった細工物は、江戸時代から明治時代にかけて、武士や裕福な町人たちの間でステータスシンボルとして流行しました。
特に明治期に入ると、廃刀令により職を失った刀装具職人たちが、その高い彫金技術を活かしてこうした日用品や工芸品を手掛けるようになり、国内外で高く評価されました。
古美術永澤では、こうした時代物のお品物や、作家の手による彫金・金工品の査定を随時承っております。ご自宅の整理で見つかった古美術品がございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤にご相談ください。
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