
金蒔絵の棗
美しい金蒔絵が施された棗をお譲りいただきました。
茶道具の中でも人気の高い蒔絵棗は、その芸術性の高さから多くのコレクターや茶道愛好家の注目を集めています。
今回買取させていただいた棗は、漆黒の地に金蒔絵で楓の葉が優雅に舞い散る様子が描かれた逸品です。楓文様は茶道において秋の代表的な意匠として親しまれており、その季節感豊かな表現が茶席に風情を添えます。
蒔絵の技法を詳しく見ると、細かな金粉が丁寧に蒔かれ、楓の葉脈まで繊細に表現されています。また、散らし文様として配された金粉が、まるで秋風に舞い散る楓を思わせる動きのある構図を生み出しています。
この蒔絵棗の買取に際しては、次の点を重視して査定いたしました。
・技法の優秀性:金粉の定着具合や研ぎ出しの美しさが評価のポイントとなりました。
・意匠の完成度:楓文様の配置や全体のバランスが優れており、茶道具としての品格を感じさせます。
・保存状態:長年の使用にも関わらず、蒔絵の剥落や大きな傷もなく、良好な状態を保っていることも高評価につながりました。
古美術永澤では、茶道具一点一点に込められた職人の技と心を大切に考え、適正な価格での買取をいたしてております。蒔絵の棗のような伝統工芸品は、その芸術的価値を正しく評価し、次の愛好家の元へと橋渡しをさせていただきます。
茶道具の買取をご検討の際は、ぜひ古美術永澤までお気軽にご相談ください。経験豊富な査定士が、その価値を丁寧に査定させていただきます。
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