
山崎北堂 蒔絵「宝舟」四方皿
現代漆工芸の巨匠として名高い山崎北堂(やまざき ほくどう、本名:覚太郎、1899-1984年)の手による、実に見事な蒔絵「宝舟」四方皿をお譲りいただきました。
山崎北堂は、日展や日本芸術院を中心に活躍した昭和を代表する漆芸家です。彼は伝統的な技法を重んじながらも、漆を現代的な芸術表現へと昇華させた功績で知られており、その作品は力強い生命感と洗練された造形美が共存しています。
本作は、黒漆の深い光沢を背景に、富と幸福を運ぶ象徴である「宝舟」が繊細かつ華やかに描かれた逸品です。
漆芸の歴史において、宝舟は新春の縁起物として古くから愛されてきた画題ですが、山崎北堂による本作は、古典的な構図の中にモダンな品格が漂っています。
本作はその時代の精神を映し出しており、四方皿という端正な器形の中に、漆特有の温もりと格調高い緊張感が見事に調和しています。
古美術永澤では、こうした有名作家の漆芸品の査定・買取を承っております。お手元に眠っている貴重なお品や、次世代へ受け継ぎたい美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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