
蒔絵 煙管筒 宝井其角俳句刻
江戸時代中期の俳壇を牽引した巨匠、宝井其角(たからい きかく)の句が刻まれた蒔絵煙管筒をお譲りいただきました。
本作は、漆黒の地を背景に句の内容に合わせた人物の蒔絵が施されており、その意匠からは当時の粋人たちが愛した世界観が伝わってきます。
其角は松尾芭蕉の門下の中でも「蕉門十哲」の代表格とされ、都会的で洒脱な句風で江戸の町衆から絶大な人気を誇りました。この煙管筒に記された句も、当時の文化人たちが嗜んだ風雅なひとときを象徴するかのようです。
煙管筒は、単なる喫煙具の収納用具に留まらず、江戸の男性にとっては自身の教養や経済力を誇示する重要な「提物(さげもの)」でもありました。特に本作のような金銀を用いた豪華な蒔絵や、文学的背景を持つ意匠は、持ち主の家格や趣味の良さを表すものとして重宝されました。
古美術永澤では、こうした作家の銘や句が刻まれた漆芸品、および江戸から明治にかけての提物細工を多数取り扱っております。コレクションの整理や、大切なお品物の次代への橋渡しをご検討の際は、ぜひ古美術永澤へご相談ください。
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