
蜃(しん)をモチーフとした根付をお譲りいただきました。
蜃とは古代中国から伝わる伝説上の生物で、蜃気楼を作り出す巨大なハマグリ、または水神でみずちのような竜の類とされ、海中から吐き出した気で蜃気楼を見せると信じられてきました。根付にはその光景が貝の内部に彫刻で表現され、その緻密さに職人技が光ります。貝の本物さながらの自然な形や表面の滑らかなカーブも魅力です。物語の背景を知ることで作品への愛着や興味が深まります。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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