
骸骨根付
「骸骨根付」をお譲りいただきました。
本作は、膝を抱えて丸まる人間の骨格を立体的に捉えた作品です。手に持つことや握ることを想定した大きさと形状の制約の中で、頭蓋骨の形状や肋骨、指骨の細部に至るまで丁寧な彫り込みが施され、再現されています。
素材には象牙や鹿角などが用いられているとみられ、経年変化による特有の黄ばみや風合いが、骸骨というモチーフに奥深さを与えています。
このような骸骨を象った根付は、江戸時代中期から後期にかけて流行いたしました。当時の人々にとって、骸骨は単なる恐怖の対象ではなく、生のはかなさや世相への風刺、江戸特有の「粋」の象徴として親しまれていた歴史背景があります。
古美術永澤では、こうした江戸の粋が詰まった骨董彫刻や、意匠を凝らした時代物の根付を幅広くお取り扱いしております。コレクションの売却をご検討の際は、ぜひお気軽に古美術永澤へご相談ください。
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