
複数の面を組み合わせた寄面根付(よせめんねつけ)をお譲りいただきました。
寄面根付は能や狂言など様々な面を寄せ集め、一つの作品として構成されたものです。表情の異なる複数の面を緻密に彫り込むため、職人の高い技術が必要となります。喜怒哀楽といった異なる性質の面の組み合わせや、縁起物の面を組み合わせた作品は立体パズルのような面白さがあります。こちらは表面には「おかめと鬼神面」、裏面には「ひょっとこ」が彫り込まれ、見ているとこちらまで愉快な気持ちになります。また長年愛用されてきたことによる独特の風合いが、味わい深いものとなっています。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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