
透かし彫り 根付
繊細な彫刻が施された「透かし彫り」の根付をお譲りいただきました。
本作は、円形の中に複雑な意匠を彫り込んだ、江戸から明治期の細密工芸の技術がよく表れた作品です。
根付はもともと印籠や巾着を帯に提げるための留め具として発展しましたが、次第に実用品を超え、男性の嗜みとしての美術工芸品へと進化を遂げました。
このような透かし彫りの技法は、形状を維持しながら内部をくり抜く工程には、確かな習熟を必要とします。
こうした根付の歴史を紐解くと、江戸時代の町人文化がいかに豊かであったかがうかがえます。武士が刀装具にこだわったように、町人たちはこの小さな掌上の芸術に情熱を注ぎ、自らの美意識を競い合いました。
古美術永澤では、長年大切にされてきた古美術品の価値を正しく次世代へ繋ぐお手伝いをしております。経験豊富な査定士が、作品に込められた歴史や作家の息遣いを丁寧に見極め、誠意を持って査定させていただきます。ご自宅に眠っている古いお品物や、由来のわからないお道具などがございましたら、ぜひ一度古美術永澤へご相談ください。
関連買取実績
-
2026.04.08
-
2026.04.07
-
長い髭が特徴的な仙人の根付をお譲りいただきました。江戸時代、仙人や歴史上の人物、子供や庶民など、様々な人物がモチーフとして彫刻されてきました。 布状の物体を持つ姿が目を惹くこ...
2026.04.05
-
2026.04.04








