
金唐革提げ煙草入と法實銘お多福根付
江戸から明治にかけての職人技が凝縮された「金唐革提げ煙草入れ」と、名工・法實(ほうじつ)の手による「お多福根付」をお譲りいただきました。
金唐革とは、中世ヨーロッパで壁装飾に用いられた金箔押しの皮革が、長崎を経由して日本へ伝来したものです。
煙草入れの中心で圧倒的な存在感を放つのが、力強い獣面の意匠が施された銀製の前金具です。眉や鬣(たてがみ)の彫り込み、そして瞳の細やかな細工からは、金工師の圧倒的な熱量と技術が伝わってきます。
そして本作に添えられた根付は、幕末から明治期の卓越した彫刻技術を今に伝える法實の銘が刻まれており、お多福のふくよかな表情や温かみのある造形が前金具との見事な対比を見せています。
当時の男性にとって煙草入れは、自身の教養や経済力を誇示するための重要な装身具でした。優れた金工師や彫刻師が情熱を注ぎ、日本独自の工芸文化を形成しました。
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