
水石 真黒石
水石のなかでも特に定評のある「真黒石(まぐろいし)」をお譲りいただきました。
今回の石は、深みのある漆黒の石肌が印象的で、その荒々しくも繊細な凹凸は、険しい山脈の稜線を思わせます。
真黒石は、その名の通り芯まで黒いことが特徴で、長年の「養石」によってさらに落ち着きを増す、古くから愛好家に重宝されてきた基準を満たすものです。
水石の歴史は古く、南北朝時代に伝来した中国の愛石趣味と日本独自の美意識が融合し、室町時代から江戸時代にかけて文人たちの間で静かに浸透しました。
自然の縮図を盆上の石に見出すこの文化は、単なる観賞にとどまらず、精神の修養や自然への畏敬の念を象徴するものとして重宝されてきました。特に本作のような深い黒味を持つ石は、古来より「墨蹟」や「禅」の世界観にも通ずる奥深い趣を宿すとされ、茶室や書斎の床の間を飾る逸品として高く評価されてきました。
古美術永澤では、こうした歴史ある水石や盆石の価値を次代へと繋ぐお手伝いをしております。長年大切にされてきた水石の整理をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。
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