
煙草盆
漆塗りの煙草盆をお譲りいただきました。
本品は、黒漆の地に金蒔絵で家紋が描かれ、上段には蓋に細やかな彫金が施された火入れと灰落としが収められた作りの良い一品です。
蒔絵の表現や抽斗(ひきだし)の金具に至るまで丁寧に仕上げられており、当時の職人の緻密な手仕事が見て取れます。
煙草盆は、江戸時代から明治・大正期にかけて、茶席や客間などで客をもてなす際の道具として広く親しまれていました。単なる実用品としてだけでなく、所有者の好みや格を示す調度品としての側面も持ち、蒔絵師や金工師の手による趣ある品々が制作されました。
古美術永澤では、煙草盆をはじめ、お茶道具や蒔絵漆器、金工品などの買取を承っております。長年ご自宅で保管されていた骨董品や、詳細が不明なお品物につきましても、専門の査定士が丁寧に拝見いたします。古道具の整理や売却をご検討の際は、ぜひ古美術永澤までお問い合わせください。
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