
携帯用骨製日時計コンパス
西洋アンティークの携帯用骨製日時計コンパスをお譲りいただきました。
本品は、上蓋と本体をヒンジで繋いだ折りたたみ式の構造となっており、蓋を開けると中央に組み込まれた方位磁針と、上下を結ぶ糸状の指針(ノモン)が現れる造りとなっています。
素材には研磨された骨材が使用され、表面には黒いインクによる目盛りやローマ数字、植物文様が刻まれています。蓋の裏面や盤面に施された目盛り線からは、当時の職人による丁寧な細工が見られます。
16世紀頃から18世紀にかけてのヨーロッパにおいて、このような二つ折りスタイルの携帯用日時計は、貴族や旅行者、船乗りたちが旅先で時間を知るための道具として用いられていました。
特にニュルンベルクでは骨角細工師の手による作品が多く制作され、実用具としてだけでなく装飾品としても親しまれていました。機械式時計が普及する以前の知恵と技術がうかがえるお品物です。
古美術永澤では、西洋アンティークやヴィンテージの精密機器をはじめ、骨細工や象牙作品などの古美術品を買取しております。ご自宅のアンティーク品やコレクションの整理をご検討の際は、お気軽に古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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