
刑部人(おさかべ じん)による「ばら(マジョリカ壷)」です。本作は、彩り豊かな薔薇の花々を洋風のマジョリカ焼の壷に生けた油彩画であり、力強い筆致と鮮烈な色彩が特徴的です。赤や黄の薔薇が画面いっぱいに咲き誇り、絵具を厚く盛り上げた重厚なタッチによって花の生命感が強く表現されています。
刑部人は戦後の日本洋画壇を代表する一人で、東京芸術大学で長く教鞭を執り、多くの後進を育てた人物でもあります。彼の作品には、日常の身近な題材を油彩独特の力感ある筆致で描き出す姿勢が一貫して見られます。薔薇の花は刑部にとって重要なモチーフのひとつであり、旺盛な生命力を表現する格好の題材とされました。
また、マジョリカ壷は西洋由来の装飾陶器で、鮮やかな釉彩が特徴です。刑部がこの器に薔薇を生けて描いたことは、西洋的モチーフと日本的な花題材を組み合わせることで、独自の美意識を追求、西洋絵画技法を日本的感性と融合させた実験的側面を持つ点も評価されます。
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