
川瀬巴水による木版画「奈良春日神社」をお取り扱いしました。川瀬巴水(1883–1957)は、大正から昭和にかけて活躍した新版画の代表的作家であり、「昭和の広重」と称される存在です。日本各地を巡り、その土地の風景や街並みを叙情的に描いたことで知られ、彼の作品は国内外のコレクターから高く評価されています。
本作「奈良春日神社」は、巴水が全国行脚の中で奈良を訪れた際に制作した一図で、鮮やかな朱色の社殿と雨に濡れる参道を歩む人々の姿が描かれています。
巴水は雨や雪といった気象表現を得意とし、そこに日本的な情緒を込めました。本作も参道に雨が降り、青い番傘を差す人物が描かれています。巴水自身が旅の途上で雨に遭遇し、その場で写生したと考えられており、まさに「旅と天候の偶然性」が作品から伝わります。
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