
洋画家・林武による「少女」です。林武といえば、力強い色づかいや大胆な構図の作品を多く残したことで知られていますが、本作はそれらとは少し印象の異なる、静かでやさしい雰囲気をたたえた一枚です。
全体を包むあたたかな茶系のトーンの中に、少女の穏やかなまなざしと、少し物思いにふけるような表情が描かれています。筆致は柔らかく、色の重なりがやさしい陰影を生み、見る人に落ち着きとぬくもりを感じさせます。
林武は生涯を通じて「生命の力」を描き続けた画家でしたが、この作品では外に向かう力強さよりも、内に秘めた静かな感情を表現しています。強さの中にある繊細さを感じさせる貴重な作風であると評価させていただきました。
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