
小島一谿 (こじま いっけい) による梅図
この度、お譲りいただきましたのは、日本画家・小島一谿(こじま いっけい)による味わい深い梅図です。
小島一谿は、明治32年(1899年)岐阜県に生まれ、後に横浜へ移住しました。当初は洋画を学びましたが、中島清之らとの出会いを機に日本画へと転向し、近代日本画の巨匠である前田青邨(まえだ せいそん)に師事しました。院展(日本美術院展覧会)を中心に活躍し、日本美術院賞を受賞するなど実力を認められた画家です。風景画を得意とし、その作品は穏やかで詩情豊かな情景を描き出すことで知られています。
本作の梅図は、老木の幹が力強くうねり、そこから伸びる枝に清楚な白い花が点々と咲き始めた様子が、墨と淡彩で巧みに描かれています。厳しい寒さの中で花を咲かせる梅は、古来より忍耐や高潔さの象徴とされ、数多くの文人墨客に愛されてきた画題です。小島一谿の筆致は、梅の生命力と凛とした美しさを余すところなく捉えており、一幅の画面に静かながらも深い趣きを感じさせます。
日本画、掛け軸、古美術品の買取は、その作家の歴史的背景や芸術的価値を深く理解している査定士のいる古美術永澤へぜひご相談ください。お客様の大切なお品物を、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。
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