
洋画家・北川民次による「西瓜うり」です。北川民次は1920年代にメキシコに渡り、20年以上にわたって現地で制作と教育活動を行いました。当時のメキシコでは、ディエゴ・リベラなどが主導する壁画運動が盛んで、人々の生活や労働を描くことが「芸術の使命」とされていました。
その中で北川も、農村の女性や母親たちの姿に深い敬意を抱くようになります。特に青い布を頭にかけた女性は、メキシコの庶民女性に多く見られる服装で、繰り返し描かれました。青い布は信仰や祈り、静かな強さを象徴しており、北川にとって人間の尊厳を表す存在でした。彼の女性像は派手さではなく、日々を生きる人々の優しさと誇りを伝えます。
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