
森田沙伊(もりた さい)露草
昭和の日本画壇において独自のモダニズムを追求した異才、森田沙伊(もりた さい、1898-1993年)による「露草」をお譲りいただきました。
森田沙伊は、対象を極限まで削ぎ落とした簡潔な造形と、洗練された色彩感覚によって、日本画に新しい息吹を吹き込んだ作家として知られています。
本作「露草」においても、瑞々しい群青の色彩と、流麗な筆致で描かれた墨色の葉の対比が見事であり、余白を活かした画面構成からは、同氏が大切にした清らかな抒情(じょじょう)が鮮やかに伝わってきます。
森田沙伊が活躍した昭和中期は、伝統的な日本画が西洋美術の影響を受け、いかに現代的な表現を獲得するかが大きな命題となっていた時代でした。彼は文展や日展を主な舞台としながらも、形式美に安住することなく、日常の草花や人物などから、普遍的な美を見出し続けてきました。
古美術永澤では、こうした日本画作品の査定・買取を承っております。もし大切にされてきた日本画や古美術品の整理を検討中でしたら、ぜひ古美術永澤にご相談ください。
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