
斎藤清 版画「ENKAKU-JI KAMAKURA(A)」
昭和の版画を代表する作家の一人、斎藤清(1907-1997年)の木版画作品「ENKAKU-JI KAMAKURA(A)」をお譲りいただきました。
本作は、鎌倉の円覚寺境内に立つ「居士林」をモチーフに制作された一作です。
画面手前に配された樹木のシルエットと、木目を活かした特有の刷り表現が組み合わされ、静けさを感じさせる寺院の風景が描かれています。
斎藤清は、日本の伝統的な木版画技法にモダンな造形感覚を取り入れ、数多くの風景作品を残した版画家です。独自の構図や木目を用いた表現手法は国内外で広く知られています。
斎藤清が国際的な注目を集めた背景には、1948年の第1回サロン・ド・プランタン展での一等賞の受賞があります。当時の日本の版画作品が持つ独自性と近代的な感覚が評価を受け、その後の創作版画の分野にも大きな足跡を残しました。
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