
米原雲海(よねはら うんかい)による「大原女」
近代日本彫刻の巨匠、米原雲海(よねはら うんかい、1869-1925年)による「大原女」をお譲りいただきました。
米原雲海は、近代木彫界の最高峰である高村光雲に師事し、伝統的な木彫技術に西洋的な写実主義を融合させた彫刻家として名高く、明治・大正期の彫刻界を牽引した至宝です。
本作「大原女」は、京都の大原から薪を売りに歩く女性が、荷を下ろしてしばし休息する一瞬を捉えています。
雲海特有の、木の温もりを活かした柔らかな質感表現は、女性の穏やかな寝顔や衣服の自然な皺にまで及び、静かな空気感さえも彫り出しているかのようです。
歴史的な背景を紐解くと、当時の彫刻界は高村光雲らを中心に、江戸時代までの職人芸から芸術としての彫刻へと大きく変革を遂げる時期にありました。雲海はその正統な後継者として、師から受け継いだ刀技(のみわざ)を活かし、主題の内面や瞬間的な表情を作品に反映させました。
古美術永澤では、米原雲海をはじめとする近代作家の木彫作品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠る大切な古美術品の整理をご検討の際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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