
加納鉄哉 木彫 壁掛
加納鉄哉(かのう てっさい、1845-1925年)による木彫の梟図丸型壁掛をお譲りいただきました。
同氏は幕末から明治時代に活動した彫刻家であり、古代の仏像修復や古典模刻で培った経験を基に、独自の彫刻技術を展開したことで知られています。
本品においてもその特徴が見て取れ、木肌の風合いを活かしつつ、羽毛の重なりや写実的な佇まいが丁寧に彫り出されています。
こうした木彫作品が生まれた背景には、明治期の廃仏毀釈による伝統技術の危機と、それに伴う古美術の保護運動や近代工芸への転換という歴史的潮流があります。鉄哉は奈良の古社寺などで熱心に古美術を研究し、伝統的な木彫技法を同時代の表現へと落とし込みました。
古美術永澤では、このような歴史的・芸術的価値の高い加納鉄哉の作品をはじめ、作家物の木彫や古美術品の買取を強化しております。経験豊富な査定士が、お客様の大切なお品物を丁寧に拝見いたします。整理や売却をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
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