
皇室ご下賜品 兜形ボンボニエール
兜形のボンボニエールをお譲りいただきました。
銀製の本作は、端正で力強い兜の意匠を、すっきりとした直線と面の構成で立体的に表現しています。
正面には十六葉の「菊花紋章」が精緻に施されており、当時の宮内省御用達の職人による確かな金属工芸技術と、丁寧な手仕事の美しさが感じられる一品です。
ボンボニエールはもともとヨーロッパで砂糖菓子(ボンボン)を入れる器として親しまれていた文化ですが、明治以降の日本では、皇族の御成婚や御即位、お子様のご誕生といった国家の慶事を祝う記念品として広く用いられるようになりました。
参列した賓客への引き出物として贈られたこれらの工芸品は、日本の近代化と皇室の歴史を今に伝える貴重な資料でもあります。
古美術永澤では、こうした歴史的価値を秘めた皇室ご下賜品や銀製工芸品の取り扱いに力を入れております。お手元に受け継いだコレクションなど、整理やご売却を検討されているお品物がございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤までご相談ください。
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