
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五拾三次之内 京師 三条大橋(けいし さんじょうおおはし)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
御油宿は最終55番目の宿場で、現在の京都にあたります。
三条大橋は1590年に豊臣秀吉の命により架け替えられ、長らく重要な交通の要衝でした。
江戸と京都を結ぶ約500kmの旅が終わる場所であり、旅人や大原女(おはらめ)などが橋を行き交う様子が描かれています。広重は三条大橋を木造で描いていますが、実際の当時の橋は石柱を使った橋でした。遠景には東山三十六峰や比叡山が描かれています。
旅の終わりを感じさせる安堵感とともに、京都の賑わいを見事に表現した1枚です。
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