
歌川国貞(三代 歌川豊国)と二代 歌川広重による浮世絵「江戸自慢三十六興 愛宕山毘沙門ノ使(あたごやまびしゃもんのつかい)」です。
「江戸自慢三十六興(えどじまんさんじゅうろっきょう)」は、元治元年(1864年)頃に刊行された連作で、三代 歌川豊国(人物)と二代 歌川広重(風景)が合作し、四季折々の江戸の風情や風俗、な名所や年中行事、名物を鮮やかに描いた全36図のシリーズです。
本図は現在の東京都港区にある愛宕神社(愛宕山)で毎年1月3日に行われる「強飯式(ごうはんしき)」という信仰行事の様子が描かれています。
奥に見えるのは86段、傾斜40度という愛宕神社の急な石段である「男坂(出世の石段)」。この行事では、素襖(すおう)を着て、ざるに飾り物を付けてかぶり、大きな杓文字(しゃもじ)を杖にした「毘沙門の使い」が本殿から男坂を降り、麓にある円福寺へ行き、頂戴人と呼ばれる修行僧などに飲食を強要し、僧がそれに応えます。強飯式は「供物を大切にする」という教えを伝える儀式で、見物客も押し寄せました。頂戴人には無病息災、厄よけなどのご利益があると言われています。
関連買取実績
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 法輪寺乃月 横笛(ほうりんじのつきよこぶえ)/右側: 史家村月夜 九紋竜(しかむらつきよ くもんりゅう)」です。 「月...
2026.03.29
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 花山寺の月(かざんじのつき)/右側: 南屏山昇月 曹操(なんぼうさんしょうげつ そうそう)」です。 「月百姿(つきのひ...
2026.03.29
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 月下の斥候 斎藤利三(さいとうとしぞう)/右側: 二代目 高尾太夫(たかおだゆう)」です。 「月百姿(つきのひゃくし)...
2026.03.29
-
歌川国貞(三代 歌川豊国)と二代 歌川広重による浮世絵「江戸自慢三十六興 芝神明生姜市(しばしんめい しょうがいち)」です。 「江戸自慢三十六興(えどじまんさんじゅうろっきょ...
2026.03.29








