
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 水口 長右衛門(みなくち ちょうえもん)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は水口)が配されており、歌舞伎役者が「長右衛門」に扮している様子が描かれています。
長右衛門は歌舞伎演目「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」に登場する帯屋の主人です。長右衛門は、旅先で隣家の娘・お半と過ちを犯してしまい、後にお半の妊娠を知ります。妻のお絹は夫の不義を許し、家を守るため献身的に立ち回りますが、義理としがらみの板挟みとなった長右衛門とお半は、最期を覚悟して夜の桂川へと向かい、悲劇的な心中を遂げるのでした。
この物語は300年ほど前に、京都の桂川に五十男と十四、五歳の娘の死骸が流れ着き、殺人か情死かと大騒ぎになった実際の事件を題材に彼らの葛藤や情愛を描いたのが本作で「お半長右衛門」とも呼ばれる人気狂言です。
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