
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 川崎 六郷渡舟(かわさき ろくごうとせん)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
川崎宿は2番目の宿場で、現在の神奈川県川崎市川崎区にあたります。
川崎宿は品川宿と神奈川宿の間が長すぎたため、1623年に設置されました。しかし伝馬(交通・運送制度)や問屋場(運送や人馬の手配をす場所)の負担が重く、宿の廃止を訴えるほど困窮しました。問屋・名主・本陣を兼ねた田中休愚が「六郷の渡し」の権益獲得や救済金の確保に尽力し、宿の再建を進めた一方、近隣農村も助郷(周辺の村が人や馬を出す制度)として動員され、報酬は少なく拘束も長いため、免除願いや逃走、金納など負担回避の動きが見られました。もともとは大きな橋が架けられていたが、たびたび洪水で流されたため、舟で渡河するようになったと言われています。
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