
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 由井 薩埵嶺(ゆい さったれい)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
由井宿は16番目の宿場で、現在の静岡県静岡市清水区にあたります。
薩埵峠は峠に入る前の波打ち際で荒波にさらわれる旅人も多く、「親知らず子知らず」と呼ばれ、東海道の難所の一つとして知られていました。左側に、眼前に開けた風景を眺める旅人の姿が小さく描かれています。切り立った崖の上で、恐る恐る身を乗り出す仕草がかわいらしいです。
切り立った崖の上から、富士山と駿河湾が一望できる絶景ポイントとして知られており、「東海道五十三次」の中でも特に美しい構図の一つとされています。
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