
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 嶋田 大井川駿岸(しまだ おおいがわすんがん)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
島田(嶋田)宿は23番目の宿場で、現在の静岡県島田市にあたります。
松尾芭蕉の歌にも「五月雨の雲吹きおとせ大井川」とあるように、大井川の川越しは東海道最大の難所で、梅雨時には増水し、嶋田宿に足止めされることも多々あったといわれています。大井川は幕府が江戸の治安・防衛のため架け橋と渡船を禁じたため、旅人達は川会所で人足を雇い、肩車か輦台に乗るなどで渡り、参勤交代の大名は、多くの家来と荷物の移動に難儀しました。
だいぶ俯瞰されたユニーク構図のため、想像で描いたのは明らかですが、なるほどこの題材にはこの構図が一番効果的だ、と思える1枚です。
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