
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五拾三次之内 金谷 大井川遠岸(かなや おおいがわえんがん)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
藤枝宿は24番目の宿場で、現在の静岡県島田市にあたります。
川向こうの山の中腹に見えるのが金谷宿です。大井川の川渡りの様子を二図(嶋田宿)にわたって描いていることから、東海道を旅する人々にとっていかに難儀をした場所であったかが分かります。渡り終えた人足たちの中には疲れ果てて寝転ぶ者までおり、当時の徒渡しの苦労が伝わってきます。左の川中に見える立派な連台(れんだい)は、総勢20名で川を越える大高欄連台。載っているのは大名の籠だと思われます。
増水で大井川の川越が禁止されると、江戸へ下る旅客が足止めされ、さながら江戸のような賑わいをみせたと言われています。
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