
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 神事残月 旧山王祭(しんじざんげつ きゅうさんのうまつり)/右側: しはゐまちの暁月」です。
「月百姿(つきのひゃくし)」は月をテーマとした全100点揃の大判錦絵で、のべ8年を掛けて完結し、月岡芳年(つきおかよしとし)の最後の大作・代表作の一つと評価されています。
「神事残月 旧山王祭」は現在でいう日枝神社の祭りと加茂能人形(かものうにんぎょう)を乗せた山車が描かれています。祭礼は6月15日、神田明神の祭礼と隔年で執り行われました。祭礼は未明より開始されるため本図に描かれているのは「残月」となります。各町が趣向を凝らした山車、屋台などの練り物を出し、吹上御殿で将軍の上覧に供したので、「天下祭」と呼ばれた祭りです。
「しはゐまちの暁月」では、明け方の芝居町(猿若町)を歩く女性の姿を描いています。女性の身なり(笄髷や箱せこ)から武家の女性(奥女中)と推測され、下唇が緑色の「笹色紅(ささいろべに)」という当時の流行の化粧が施されています。
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