
こちらは「東海道名所風景 左側: 月岡芳年「東海道 石部」/右側: 豊原国周「東海道 水口」」です。
「東海道名所風景」は文久三年の四月から七月にかけての改印を持つ160点以上におよぶ大判錦絵竪形の揃物で16人の浮世絵師によって描かれた作品です。十四代 将軍徳川家茂の上洛を題材にしており、「御上洛東海道」、「合作東海道」などと呼ばれています。
左側は石部宿の入り口、西繩手(にしなわて)と呼ばれた場所があり、石部宿内に入る前に大名行列が整列をしている様子が描かれています。縄手(なわて)とは長く伸びる一本道のことで、西繩手の先には長い松並木がありました。
右側はかつて「街道一の人とめ場」と言われた東海道の50番目の宿、水口宿が描かれています。1843年には、水口宿に家が692軒、本陣、脇本陣が一つずつと旅籠が41軒もあり、人々が訪れ非常に栄えていた宿でした。
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