宮城県の骨董品買取は
古美術永澤

「杜の都」仙台を擁する宮城は、伊達政宗公によって築かれた仙台藩62万石の城下町として栄え、豊かな歴史と文化を育んできました。武家文化と町人文化が融合し、独自の美術工芸品が発展。また、松島のような風光明媚な地は多くの文人墨客を魅了し、作品の舞台ともなりました。三陸の豊かな漁場は港町の発展を促し、そこからもたらされた品々も宮城の骨董品・古美術を彩っています。

伊達文化と仙台藩の遺産

伊達政宗公は文化振興にも力を注ぎ、桃山文化の影響を受けた華やかで力強い美術工芸品が生まれました。仙台城（青葉城）や瑞巌寺（松島）には、その時代の建築や美術品が今も残り、伊達家伝来の甲冑、刀剣、書画、茶道具などは高い価値を持っています。

宮城で育まれた伝統工芸品

仙台箪笥（せんだいたんす）： 江戸時代末期から作られるようになった、欅（けやき）や栗材を用いた堅牢な和家具。豪華な飾り金具が特徴で、特に「閂（かんぬき）金具」は仙台箪笥の象徴です。実用性と美術性を兼ね備え、骨董品として高い人気があります。

堤焼（つつみやき）： 仙台市青葉区堤町で焼かれる陶器。江戸時代初期に始まり、伊達藩の御用窯としても栄えました。素朴で力強い作風が特徴で、海鼠釉（なまこゆう）などが有名です。日常雑器から茶器まで幅広く作られました。

こけし（鳴子系、遠刈田系、作並系など）： 宮城はこけしの三大発祥地の一つとされ、鳴子、遠刈田、作並など各地域で独自の様式を持つこけしが作られてきました。古い時代の名工の作品は蒐集品として人気があります。

白石和紙（しろいしわし）： 白石市で生産される手漉き和紙。丈夫で質の高い和紙として知られ、古文書や書画にも用いられました。

港町と交易の歴史

石巻や塩釜、気仙沼といった港町は、古くから海運の拠点として栄え、各地の物資や文化がもたらされました。北前船交易などで運ばれた他地域の陶磁器や漆器なども、宮城の旧家から見つかることがあります。

仙台市博物館、宮城県美術館、東北歴史博物館などで、宮城の豊かな歴史と美術に触れることができます。古美術永澤では、これら宮城ならではの骨董品・古美術の価値を正しく評価し、「宮城 骨董品買取」「宮城 古美術買取」のご要望にお応えします。