島根県の骨董品買取は
古美術永澤

日本の神話「古事記」や「日本書紀」に数多く登場し、「神々の国」とも称される島根。出雲大社を中心とする古代出雲文化は、日本の精神文化の源流の一つです。中世には世界遺産・石見銀山が日本の経済を支え、江戸時代には松江藩（松平家）、津和野藩（亀井家）、浜田藩などが置かれ、それぞれ独自の文化を育みました。また、たたら製鉄による和鉄生産は、優れた刀剣や道具類を生み出す基盤となりました。これらの豊かな歴史と、日本海や中国山地の自然が、島根ならではの骨董品・古美術を育んでいます。

古代出雲文化と神仏習合の美術

出雲大社をはじめとする古社寺には、古代からの信仰を伝える貴重な神宝や仏像、仏画などが残されています。また、神仏習合の影響を受けた独特の美術品も見られます。（※国宝・重要文化財に指定されているものの売買には文化庁の許可が必要です。古美術永澤では法令を遵守した買取を行います。）

石見銀山と鉱山文化

戦国時代から江戸時代にかけて、日本最大の銀山として栄えた石見銀山。ここで産出された銀は、国内外の経済に大きな影響を与えました。銀山経営に関連する古文書、道具、そして銀製品や銀貨なども重要な骨董品です。

たたら製鉄と和鉄文化

島根は古くからたたら製鉄による和鉄生産が盛んな地域でした。優れた玉鋼（たまはがね）は、刀剣や農具、生活道具などに用いられ、その技術は今も受け継がれています。古い時代の和鉄製品や刀装具なども価値があります。

島根で育まれた伝統工芸：

布志名焼（ふじなやき）・楽山焼（らくざんやき）： 松江市で焼かれる陶器。松江藩の御用窯として発展し、茶道具などが作られました。

石見焼（いわみやき）： 江津市や大田市で焼かれる陶器。堅牢で耐水性に優れた大きな甕（かめ）などが有名です。

石州和紙（せきしゅうわし）： 浜田市や益田市で作られる手漉き和紙。強靭で保存性に優れ、国の重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

その他： 出雲民藝紙、雲州そろばん、石見神楽面なども島根を代表する伝統工芸です。

美術館・博物館

島根県立美術館、島根県立古代出雲歴史博物館、足立美術館（日本庭園と横山大観コレクションで有名）、石見銀山資料館などで、島根の豊かな歴史と美術に触れることができます。