水墨画

豊富な取扱実績と専門知識で価値を見極めます

古美術永澤では、水彩画の買取に力を入れています。
長年数多くの作品を取り扱ってきた豊富な実績と経験で、人物画、風景画、静物画など、時代や作家を問わず、さまざまな種類の水彩画を高価買取いたします。
近代有名作家はもちろん古い時代の水彩画も、ぜひ古美術永澤にお任せください。

水墨画とは

水墨画とは

水墨画とは

水墨画(すいぼくが)とは、墨の濃淡だけで描く絵のことです。
色を使わず、黒い墨と筆だけで、山や花、人や動物などを表現します。日本や中国で昔から親しまれてきた伝統的な絵のスタイルです。

水墨画では、絵の上手さだけでなく、心や自然をどう感じて描くかがとても大切にされます。墨の「濃い・薄い」「かすれ・にじみ」を使って、空気の流れや静けさ、光のやわらかさなどを表します。
たとえば、山の霧や水の流れを、ただの線ではなく「余白」や「にじみ」で感じさせるのが特徴です。

日本では、室町時代に中国から伝わり、雪舟(せっしゅう)などの画家によって広まりました。のちに日本独自の「和の水墨画」として発展し、現在でも多くの人が趣味として楽しんでいます。

水墨画の歴史

【1】中国での起源と発展

【1】中国での起源と発展

水墨画の起源は中国の唐時代(618-907年)にさかのぼり、筆と墨で表現する技術が成立しました。色をたくさん使う絵ではなく、「墨の濃淡・筆の動き・余白」で「ものの本質」や「自然の気配」を捉える表現が水墨画の肝です。
宋代〜元代にかけては、文人(役人・学者)の教養として「墨を使って自然や心を表す」という流れが盛んになりました。

【2】日本への伝来と日本流の展開

【2】日本への伝来と日本流の展開

日本には主に鎌倉時代(12〜13世紀)以降、禅宗が輸入されたのと同時に水墨による絵画表現が伝わりました。室町時代には、将軍・貴族・寺院らが好んで水墨画を取り入れ、雪舟等楊(1420-1506)が、独自の水墨画を確立しました。
同時に、「墨を主体に少し色を加える」ような派生技法(墨彩画など)も出てきて、日本らしい表現として確立していきました。

【3】近現代〜現代の流れ

【3】近現代〜現代の流れ

明治時代以降、洋画(西洋画)が大きな影響を持ち始めるとともに、水墨画も「伝統芸術としてどうあるべきか」が問われるようになります。新たな試みとして、輪郭を排した「朦朧体」などの表現が登場しました。
現代では、水墨の伝統的な技法(墨・筆・紙)を活かしつつ、抽象的な作品や現代美術として再解釈されたものも多くあります。また、色をほとんど使わないという伝統的定義を越えて、「墨を主にした彩色」「墨彩を融合」した作品も「水墨画」の大枠で語られることが増えています。

水墨画の価値と買取 — 評価のポイントと見極め方

水墨画は、墨一色で自然や心の世界を描く日本・中国の伝統芸術です。 作品によっては、絵としての美しさだけでなく、美術史的・文化的にも高い価値を持つものがあります。 ここでは、買取や査定の際に注目されるポイントや、価値を左右する要素についてわかりやすく解説します。

  • 作者・署名・印章の有無

    作者・署名・印章の有無

    作品の作者が確認できることは最も重要な要素です。有名画家(例:横山大観・橋本関雪・斉白石・雪舟など)の作品は、美術的評価や市場での流通実績があるため、価値が高まります。また、落款(らっかん)や印章、題名などの記録がある場合は、真作判定の手がかりにもなります。

  • 保存状態と経年変化

    保存状態と経年変化

    紙や絹に描かれる水墨画は、湿気や光に弱く、ヤケ・シミ・にじみ・破れがあると保存評価が下がります。一方で、修復・表具の手入れが丁寧に施されているものは、長期保存に耐える作品として高く評価されることがあります。修復はプロのサービスに依頼しましょう。

  • 題材・テーマ

    題材・テーマ

    山水・花鳥・竹・鷹・人物など、描かれた題材も価値に影響します。特に作者が得意としたモチーフ(例:斉白石の魚・海老・竹・鶏など)の場合は、作家の個性がよく現れているため、評価が高くなりやすい傾向にあります。

  • 来歴(プロヴナンス)

    来歴(プロヴナンス)

    過去の展覧会出品歴や、画廊・美術商の取扱記録がある場合、作品の信頼性が高まり、価値判断の裏づけになります。購入時の証明書や箱書き、付属資料などは必ず保管しておくとよいでしょう。 展示された物でなくても、誰が、いつ、どこで購入したか、できるだけ詳しく調べてみてください。

日本画・墨彩画との違い

日本画・墨彩画との違い

日本画(にほんが)は、日本独自の伝統的絵画技法で、墨だけでなく多くの絵具を用います。絵具は岩絵具・胡粉(ごふん)・金泥など、天然鉱物を砕いて作られたものが主流です。和紙や絹地に、膠(にかわ)という天然の接着剤で絵具を溶かし、重ね塗りで深みを出します。四季の風景、花鳥風月、人物などを題材に、色彩の美しさと装飾性を重んじるのが日本画の特徴です。
(代表的な画家:横山大観、竹内栖鳳、東山魁夷、上村松園 など)

墨彩画(ぼくさいが)は、水墨画を基礎にしながら、彩色(いろ)を加えた絵画のことです。墨で輪郭や陰影を描いた後、岩絵具や水干絵具などで淡く色をのせ仕上げます。水墨画よりも親しみやすく、花や鳥、静物などを明るく柔らかい印象で描く作品が多いのが特徴です。近年では、現代アートとして墨彩画を描く作家も増えています。
(代表的な画家:橋本関雪、川端龍子、前田青邨 など)

水墨画は、基本的に彩色(いろ)が無く、墨そのものの濃淡と滲みの表情を使った“生きたモノクロ表現”です。

水墨画 買取実績

お買取りさせていただきました水墨画の一例です。

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