
葛飾為斎「万物図解 為斎画式(初帙・弐帙)」絵手本(元治元年/1864年)
葛飾北斎の門人として知られる絵師・葛飾為斎(かつしか いさい、1821-1880年)による絵手本「万物図解 為斎画式(初帙・弐帙)」をお譲りいただきました。
本作は元治元年(1864年)に刊行された版本で、人物や武者、神仏、動植物、工芸品に至るまで、あらゆる万物の形態が為斎ならではの繊細かつ力強い筆致で描かれています。
師である北斎の『北斎漫画』の系譜を受け継ぎながらも、絵を学ぶ人々のお手本として非常に分かりやすく実用的に構成された点が大きな特徴です。
幕末という動乱の時代、浮世絵文化は庶民の娯楽にとどまらず、絵画技術の継承や記録媒体としても大きな役割を果たしていました。なかでも本作のような絵手本は、当時の職人や画家志望者たちの指南書として重宝されました。
古美術永澤では、こうした江戸・幕末の和本や絵手本をはじめ、葛飾派をはじめとする浮世絵師の作品を数多くお取り扱いしております。専門の査定士が丁寧に拝見いたしますので、売却をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
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