
タイ バンコク様式(ラタナーコーシン様式)金銅仏
大切にされていた仏像をお譲り頂きました。
こちらの像は頭が特徴的です。頭頂部に肉髻(にくけい)というコブのような盛り上がりがありません。肉髻は髪の毛ではなく、頭が盛り上がって出来たものです。悟りに至った大切な証なので、ほとんどの如来像に存在します。それを意図的に省略するのは非常に珍しく、この像が仏陀ではなく僧侶、もしくは仏弟子を彫ったものだとも考えられます。
また、座り方は降魔坐(こうまざ)というもので、右脚を左脚の上に置いた状態です。手は降魔印(触地印)を示しています。タイの仏像で最もよく見られる有名な印です。左手に穴が開いていて、本来何か持たせていたようですが、残念ながらそちらは欠品でした。しかし穏やかななアルカイックスマイルや螺髪のプツプツとした表現は綺麗に残っています。
経年による緑青の発生や金鍍金の剥離は見られるものの、コレクターの間では長い年月を経て培われた風格として評価されます。
古美術永澤では、このような価値ある仏教美術を適正に評価し、次の所蔵者へと橋渡しをすることを使命としております。仏教美術品の買取につきましては、ぜひ古美術永澤にご相談ください。
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