
「黄銅製 釈迦如来像」
インドの伝統的な様式を反映した「黄銅製 釈迦如来像」をお譲りいただきました。小像ながらも細部にまでこだわりが感じられる、趣深い仏像です。
両手は転法輪印(説法印)を結び、釈迦が説法を行う場面を象徴しています。肉感的な体躯に、簡素ながらも流麗な衣の表現が美しく、半眼にわずかな微笑みを湛えた穏やかで柔和な表情は、見る者の心を静かに落ち着かせます。
台座の上部には、地金とは異なる金属を嵌め込む象嵌技法によって幾何学文様が施されています。また、その下段には透かし彫りのような表現が見られ、中央に人物像、左右に獅子を思わせる獣が配されています。
このような装飾性の高い台座は、インドやチベット仏教圏の影響を色濃く反映した意匠といえます。
時代を経た黄銅の落ち着いた風合いが全体に深みを与え、簡潔な釈迦の造形と装飾的な台座との対比が印象的な存在感のある一尊です。
古美術永澤では、仏像や仏具などの仏教美術品を幅広く取り扱っております。代々大切に受け継がれてきたお品やコレクションなどの整理をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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