
無量寿仏坐像
深い慈愛の表情が印象的な「無量寿仏坐像」をお譲りいただきました。無量寿仏は、サンスクリット語でアミターユスと呼ばれ、わが国でも馴染みの深い阿弥陀如来(あみだにょらい)の別名です。無限の寿命を持つものとして、チベット仏教をはじめとする密教圏で特に厚く信仰されてきた仏様です。
本作は、緻密な装飾が施された宝冠や、ゆったりとした曲線を描く衣の表現、そして力強い光背の意匠が一体となった見事な金銅仏です。特に、腹の前で静かに定印を結ぶ手元や、台座から美しく流れる懸裳(かけご)の質感は、当時の職人の高い技術力と深い信仰心を今に伝えています。
こうした仏像の歴史を紐解くと、古くは北魏や隋唐といった中国大陸の様式から、チベット・ネパールを経て伝わった独特の造形美が融合し、長い歳月をかけて洗練されてきました。
本作のような無量寿仏は、不老長寿や現世利益の象徴としても重宝され、寺院のみならず個人の念持仏(ねんじぶつ)としても大切に受け継がれてきた背景があります。
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