
古銅 菩薩立像
古銅の菩薩立像をお譲りいただきました。
本作は、しなやかに腰をひねった三屈法(トリバンガ)を思わせる立ち姿が特徴的で、細身のプロポーションの中に独特の存在感を放っています。
頭上の宝冠や胸元から腰元へと流れる装身具の表現、そして蓮華座の造形に至るまで、当時の鋳造技法や様式美が細部にまで行き届いています。また、金属が経年変化によって帯びた緑青の風合いからは、長い歳月を経て現代に伝わった歴史の重みが感じられます。
こうした古銅仏の歴史は深く、古代インドや中国、朝鮮半島、そして日本の飛鳥・奈良時代へと伝播する中で、地域や時代に応じた様々な様式が生まれました。本作にみられる異国情緒を漂わせる立ち姿の表現や装飾のスタイルからは、大陸の仏教美術の潮流や、密教美術の影響がうかがえます。
古美術永澤では、このような歴史的・芸術的価値を持つ仏像や仏教美術品の査定を強化しております。経験豊富な査定士が、お客様が大切にされてきたお品物の価値を丁寧に拝見いたします。整理や売却をご検討の際は、ぜひ古美術永澤へお気軽にご相談ください。
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