
透かし彫り 硯屏
中国の文人文化の極致とも言える「硯屏(けんびょう)」をお譲りいただきました。硯屏は書道で硯のそばに立て、風やホコリから墨を守る小型の衝立です。
中央にはめ込まれているのは夢石(むせき)と呼ばれる天然の大理石です。人の手では決して描き得ない、悠久の時が作り出した石の紋様は、雲海に浮かぶ名山を描いた水墨画のようにも見えます。こうした夢石は古くから文人たちに珍重されてきました。
石板の上部に刻まれた題字と落款は、この自然の造形を一つの作品として完成させるアクセントとなっており、所有することの悦びを一層深めてくれます。
それらを包み込む枠には、重厚な高級木材を用いた緻密な透かし彫りが施されています。力強くも繊細な曲線を描く唐草の意匠は、職人の一彫り一彫りに宿る執念を感じさせ、作品としての存在感を強めています。
古美術永澤では、こうした中国美術の家具も積極的にお買取りしております。家具の売却をご検討でしたら、是非お気軽にご相談ください。
関連買取実績
-
このたび、現代日本画を代表する画家 千住博 による屏風作品「峡谷」をお譲りいただきました。 千住博は1958年生まれの日本画家で、伝統的な岩絵具や和紙の技法を基盤としながら、現代的な空間表現で世...
2026.04.15
-
金正喜(キム・ジョンヒ)の書を収めた屏風をお譲りいただきました。 金正喜(1786–1856)は、朝鮮後期の実学者であり、書・篆刻・金石学などにおいて極めて高い評価を受ける文化人です。号は「秋史...
2026.04.14
-
棟方志功の襖絵作品をお譲りいただきました。 日本を代表する版画家として知られる棟方志功は、力強い線と独自の精神性を兼ね備えた表現で、国内外から高い評価を受けている作家です。 棟方志功といえば木...
2026.04.14







