
龍文古墨
「龍文古墨」をお譲りいただきました。墨は実用的な筆記用具であると同時に、文人たちの趣向を反映した美術品としても親しまれてきました。
本作は、龍の彫刻が施されており、荒ぶる波濤の中から天へと昇る力強い意匠が特徴的で、鱗に至るまで繊細かつ立体的に彫り込まれています。
中国において龍は皇帝の象徴であり、また水を司る瑞獣として崇められてきました。
明代から清代にかけて製墨技術は大きく発展しました。特に徽州(きしゅう)などの産地では、最高級の煤と膠に麝香(じゃこう)などの香料を練り込んだ、贅沢な墨が数多く生み出されました。
歳月を経た墨は「古墨」と呼ばれ、水分が抜けることで生まれる独特の艶と、筆を運んだ際の軽妙な墨色の美しさは、現代の墨では決して再現できないと言われています。
こうした歴史的価値の高いお品物を次代へと繋ぐため、古美術永澤では専門の査定士が丁寧にお品物を拝見しております。中国美術や書道具のご売却をご検討の際は、ぜひ古美術永澤へご相談ください。
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