
三浦小平二(みうら こへいじ)の青磁花瓶
人間国宝である三浦小平二(みうら こへいじ、1933-2006年)の青磁花瓶をお譲りいただきました。
三浦小平二の代名詞ともいえる美しい青磁の釉薬がかけられています。釉薬の透明感のある淡い青緑色が、見る角度によって様々な表情を見せ、静謐でありながらも確かな存在感を放っています。
特徴的なのは、貫入と呼ばれる細かいひび割れが全体に入っており、青磁の奥ゆかしい美しさを一層引き立てています。花瓶の形状は、どこか丸みを帯びたユニークなもので、伝統的な技法の中に現代的な感性が感じられます。
三浦小平二は、南宋官窯の青磁の技術を追求し、その復興と発展に尽力した陶芸家です。
青磁の歴史と伝統を深く理解しつつも、単なる模倣に留まらず、自身の創造性を加えることで、現代青磁の第一人者としての地位を確立しました。この功績により、1997年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。
古美術永澤では、今回お譲りいただいた三浦小平二作品をはじめ、人間国宝の陶芸作品や古美術品の買取を強化しております。ご自宅に眠っている価値あるお品物がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。出張査定も承っております。
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