
古九谷 向皿
「古九谷 向皿」をお譲りいただきました。
本作は、白磁の余白を活かしつつ、中央に凛とした椿が描かれた端整な作品です。
古九谷の大きな魅力である「五彩(赤・黄・緑・紫・紺青)」のうち、赤と紺青を基調とした鮮やかな色使いが、経年による深みとともに見事に調和しています。
花びらや葉の細部まで丁寧に描写されており、当時の職人の確かな手仕事がうかがえます。皿の縁に施された紗綾形(さやがた)や竹の文様が、中心の柔らかな椿を引き立てており、器全体の品格を高めています。
古九谷の歴史は、17世紀半ばの加賀藩(現在の石川県)において、大聖寺藩の初代藩主・前田利治の命により始まったとされています。わずか数十年という短い期間で生産が途絶えてしまったことから、現存する当時の作品は「幻の磁器」とも称されています。
古美術永澤では、こうした希少な古九谷をはじめ、時代を超えて受け継がれてきた名品を次世代へと繋ぐ橋渡しをさせていただいております。ご自宅の蔵や倉庫で眠っている古陶磁器がございましたら、ぜひ一度古美術永澤にご相談ください。
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